駒の里へ
頭を雲の上に出し・・・
朝日を浴びた浅間山、今日のお天気は余り期待できないらしいが・・。
10日ほど前、比田井天来に関する未公開書簡が30点以上も見つかったという記事があった。
書を志すきっかけを作ってくれた地元の恩師に宛てた手紙で
そこにはご不幸のあったご家族を心配する内容が、普段の天来の書とは違った書風で書かれているという物だった。
このことを受けて、今日お孫さんの講演が望月駒の里であった。
発見された手紙の内容から始まって、書に向き合った生涯を詳しくお話いただいた。
師、鳴鶴の書を忠実に習う傍ら、師の真似をしていたのでは師に近づけても、師を越えることはできない。
気に入った物であってもそうでなくても、時代を超えた沢山のものを観、学び独自で感じた事を表現するべき、と言うもの。
沢山の古法帖に触れ、独自の筆法を編み出した「現代書道の父」と言われる所以が窺える内容だった。
館内の常設展には何度も訪れていたが、講演後は流れで館内を同行され、作品の一つ一つの説明もあった。
絶筆と言われる日頃見慣れた作品は、うつ伏せ状態で書かれたというお話も耳新しかった。
貴重なお話しが色々聞けて、とてもいい日だった。
帰り道、望月から高台に上ったら残照を受けてほんのりピンクに染まった
浅間連邦がとっても素敵だった。
by waku2-tuduri
| 2015-12-01 23:51
| Life
Welcome! 平凡な日々の中から拾ったこと、気ままに綴っています。
by われもこう
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