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高齢の親と同居していると・・・

いつ、どんなことが起きるか分からないので、出来るだけ私達のどちらかが在宅するように
心掛けてきたが、たまたま二人とも避けられない所用で留守を強いられた日、心配なことが起きた。
結果は大事に至らなくて良かったけど、考えたら義母も92歳。
普通に会話が出来、三度の食事も苦労なく摂れて、元気なことが当たり前の日常だったから
今回、何も無く普通で居られる事のほうが不思議なお歳、だと言うことに改めて気付かされ
『介護心構え』の手綱を締め直した良い経験になった。


あの日、24日は私は朝から所用で出かけねばならず、しかも帰宅後、
夜も引き続き出掛けなければならない日でした。
朝飯の準備とお昼の義母の用意をしてからは、自分の出かける準備に忙しく8時過ぎには家を
出、私より1時間ほどしてからYさんも会議に出かけたと思う。
義母には、『お昼は二人とも帰れないから・・』と
お昼の分も食卓に準備した物を見せ、“分かった”とまで返事を確認していたので普段通り
普通に外出。

3時半頃帰ると一足先に帰宅してたYさんが『母の様子が何となく変』というのです。
驚いて『どんな風に?』と聞いても、『何となく・・・』としか言わないし
急いで実際私が確認しても『何となく・・・変』の状態でした。
体温は37,2°位。  どこか痛い?と聞くと  背中が痛いといいます。
いつも寝たり起きたりなのでしょっちゅう言う言葉だし。。。
かと思うと・・・どんなに呼んでも返事をしなかったり。。。
お昼は? みると用意しておいた物は口をつけた様子なく、そのままになっています。

変変!!絶対変! どうしようか・・・こんな時は救急車!!などと私達が戸惑っていると
トイレに行きたい!と言って部屋から這い出して来ます。
   義母は足に先天性の障害があります。
   若い時から本人は勿論、家族も用心深くしてましたが4年ほど前に、
   家の中で何かの拍子につんのめって膝を強打し、内出血して大きく腫らしました。
   この時、膝や骨に異常なく腫れが引けてからは普段通りに戻りましたが、
   相当怖い思いをしたのと、骨折でもしていたらこのまま寝込んで動けない生活になったかも
   と言う思いで、この時、家の中じゅうに取り付けた手すりも、半年も使わないうちに 
   一層用心深くなり、しゃがみ込んで家の中は這う生活になりました。

ただ、普段自分でしっかり用を足すのに、この日は反対方向のドアから出てきました。
トイレは向こうですよ、と言って向きを変えるとそっか、と言って行きますが自分では立てません。
やっぱり変!とは思いながらも・・寝ぼけているのかもなんて思ったりもしました。

夕飯の用意も忙しくまた、6時半には出掛けなければならない。。。義母にご飯を・・・・・。
車に乗せて行くお約束もしている方が私の行くのを待っていらっしゃるジレンマ。
夫が『様子見ているから・・・・何かあったら電話!』ということで行かせてもらいました。

そんなこんなであの日一日の義母の様子を、正直朝からしっかり把握していませんでした。私もYさんも・・・。

夜帰宅すると、『夕飯は食べたくないと言って、静かに寝ている』と言うのです。
なおさら心配になって声をかけてみました。
確かにご飯は食べたくないと言っていますが、何か飲もうか? どこか痛い?と
聞いても時々まともに答えがありますが。。。
とにかく反応が鈍いし、元気が無く普通でないのは確かです。

風邪かしら? 熱にうなされているような・・・でも熱は無い。。脳梗塞? 脳出血?
絶対何かが起きている!
夜10時、救急車???   
二人で躊躇していると“トイレに行きたい”って呼びます。
オムツにしたから心配しないで・・って言うと“そうかい”納得したように。。。
“お腹すいたでしょ? 何か食べなきゃ”って言うと
そうだな、何か食べるかなって言うので口まで持っていくと、
一口二口食べてもあとは口を塞いでしまいます。
白湯を無理やり飲ませようとしますが・・・ウトウトした状態です。
時々“トイレに行きたい”って訴えますのでオムツの説明をしたり話をすると、
普段と変わりなく納得してるように見えますが、30分もしないうちに又訴えます。
救急車もよくよく考えました。
会話も途切れがちですが、出来ます。
Yさんが朝まで様子見て病院に・・・と、言うことにしました。

明けて25日朝、夜中トイレに行きたい・・と何度も起きましたが、その他は元気が無いだけで
変わりないように思いました。

病院では脳梗塞や脳出血のCT検査、胸のレントゲン、採血、などの検査していただきました。
脳梗塞や脳出血の心配はなし。年齢相応の動脈硬化が見られる程度で心臓も弱って無し。
脳の萎縮は全く無し!!
との事でした。

高齢の方のこのような状態の多くは『脱水症状』が考えられるとの事でした。
意識の混濁とグッタリ感です。
500ml の点滴をして頂き帰宅すると、夜までぐっすり眠っていましたが起きてからは
意識もはっきりして会話も普通どおりですが、もう一日26日にも点滴をお願いして来ました。

本人はやはりこの二日間の記憶はあまり無いそうです。
食欲は戻って、自分で食べようとする意欲が見られるようになって来ました。
体はまだだるくて、自分では起きられないのでオムツをしてるのですが、
トイレを訴えますので介添えしながら、傍らのポータブルで用を足しています。
食欲も動きも、目に見えて徐々に回復しつつあります。
もう心配は無いでしょう。

冬のお部屋の温度管理、食事を抜くことの怖さ、排尿の回数も多くなります。
それを補うだけの水分補給。。。。
去年の夏はあれほど脱水に気を付けたのに、高齢者は思わぬ事で体力減退に繋がります。
(夏場は野菜類から無意識でも補充が可能。トマト、きゅうり、スイカ、など)
今まであまりに健康に恵まれていたので
高齢者を看るということの大変さを改めて痛感しました。


二日経って私もやっと空腹感を覚えるようになりました。

それにしても私の頭の中(CT)は人様に見られたくない・・・・
きっと、義母より。。。。。。笑
by waku2-tuduri | 2011-02-27 08:59 | Life


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by われもこう

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